Q&ASUPPORT

製品情報やメンテナンス方法について
お客さまからよく寄せられるお問い合せ内容を「Q&A」形式でご覧頂けます。

雪センサ

耐久性はガラスエポキシ→PTFE→セラミックスとなっていますが劣化要因などはどのようになっているでしょうか?使用環境によって劣化は異なるとは思いますがセラミックスによる耐久性の向上はどのような場合にあたるのでしょうか?

雨/雪センサは屋外設置ですので、紫外線が当たります。
基材部分が劣化して毛羽立ってきます。
毛羽立つと吸湿性が高まりいつまで経っても「雨」/「雪」状態で、「晴れ」信号が出ない状態(極端ですが)となります。
毛羽立ち具合が異なります。

価格表の一覧からはセラミックス仕様の製品はAKI-1805Cですが他の製品については対応可否はいかがなものでしょうか?

予定はございません。

セラミックスで10年の耐久性を実現した製品はどの部分がセラミックスだったのでしょうか?

雨/雪を受ける基板の基材部分がセラミックです。

雪センサ AKS-130でセンサ部に雨粒が付着して、直ぐに乾いてを繰り返すような天候の場合に、接点が入ったり切れたりするチャタリング現象は起きないのでしょうか?

チャタリングは起きます。そのための対策としまして、下記が用いられています。
 
① ハード的に処理する場合
弊社「雨雪センサ接続ユニット」
のように、回路的に、ONディレイ OFFディレイ を設ける。
例:ONディレイ=1分 OFFディレイ=10分
 
② ソフト的に処理する場合
シーケンサ(PLC) や マイコン に直接入力する場合は、プログラムで、ONディレイ OFFディレイ を設けて チャタリング吸収を行います。
 
③ 注意点 
ちなみに、ONディレイ はビル屋上のエアコン関係からの水しぶきが降りかかる場合や鳥の糞爆撃対策が多いようです。
OFFディレイ は雨は上がったけど どんよりした曇り空の時に数分~数十分位のON/OFFが数時間にわたって繰り返される(最悪の)場合などは 10分程度のOFFディレイでは、なんともしようが無い時もございます。
かと言って、数時間のディレイを入れるわけにもいかないし、その辺は 気温・湿度・空模様・天気予報などの因子を加味して AI的手法で可変的OFFディレイを行う技術が開発されればいいですが。

 

センサについているケーブルに 中継ケーブルを作って対応したいと思いますが、問題ありますでしょうか?

動作確認していただき、御社の確認のもとで使用していただくということで問題ありません。

ハンダ付け、圧着してコネクタで接続 等の方法があります。
雨センサ、雪センサはケーブルを延長した長さで販売も行っています(特注品)。
ご不明点がありましたら、ご相談ください。

雪センサの設定温度(2℃と4℃)はどのように選んだらいいですか?

設定温度はヒーターが入る温度です。

また、雪センサは 「設定温度以下」で「水分検知があったとき」に 雪 の信号を出力します。

そのため、融雪などで使う場合は 4℃だと早くにヒーターが入ってしまい電気代がもったいないこと、地面で溶けるような雪でも感知してしまうため、2℃をお勧めしています。

逆に トンネルを抜けた先が雪で「雪注意」の警告を出したい場合は フェルセーフの観点から4℃をお勧めしています。

用途に合わせて設定温度をご検討ください。

 

雪センサを雨センサとして使用することはできませんか?

雪センサは ヒーターで雪を溶かし、その「水分の検知」+「温度」で「雪」を検知しています。

雪センサは設定温度以下にならないとヒーターが入りません。(設定温度以上はヒーターOFF)

雨センサAKI-1805は常時ヒーターONしているため、雪センサは雨センサと比較して 乾き上がりが遅くなってしまいます。

そのため、雨の検知で使用される場合は雨センサをご使用いただきますよう、お願い致します。

 

雪センサの感度はどのように設定されていますか?

雪センサは、非常に純水に近い雪解け水を検出するため感度を高くしてあります。

ほとんど全ての種類(べた雪からコロコロ雪まで)の雪を検出できる感度に設定されて出荷しております。

雪センサは雪出力と雨出力とありますが、それぞれどのような条件でON/OFFしますか?

設定の温度以下になった場合、ヒーターが入ります。
雪が溶けて水になり、その水分をセンサが検知します。
そのため、設定温度と水分の検知の2つの条件がそろうことで「雪」を検知するしくみになっています。

なお、水分の検知状態をそのまま出力する「雨」出力もありますが あくまでも検査用になりますので、設定温度と水分の検知の2つで「雪」検出としてください。

また、信号は 0と1です。

雪センサで130シリーズを新たに開発した理由は何ですか?

「カマクラ現象」を解消するためです。

 

★カマクラ現象とは?

雪センサ全体を覆うように雪が積もって、内部のみ融雪されて空洞となる現象です。

この現象が起きると、降雪を検出することができません。

 

★どうして「カマクラ現象」が無くなるのですか?

ケースの縁を極力狭くして雪を積もらないようにしました。

また、ヒータの熱エネルギーを効率よく融雪に活かせるように、熱伝導率の良いアルミ材質としました。


雪センサ AKS-120と130の違い

雪センサの120シリーズと130シリーズの違いは何ですか?

・電源電圧の範囲が広がったため、DC24Vを入力することが出来ます。

・センサに内蔵されたヒータを強化しました。(ヒータ容量が150% )

・プラスチックケースをアルミ鋳物ケースに変更しました。(アクリル から アルミ鋳物に)

・ケースの外形・取り付け穴寸法を変更しました。

・ケーブルの長さを40cmから5mに変更しました。

・ケーブルの材質を屋外に使用できるものに変更しました

・ケーブルの芯線を0.35mm2から0.75mm2のものに変更しました

 

こちらもご参考にしてください。

雪センサで130シリーズを新たに開発した理由は何ですか?

ガラスエポキシとテフロン、セラミックスの違いはなんですか?

表面の素材の違いで耐久年数が異なります。

センサ交換サイクルは
 ガラスエポキシ基材使用 3年
 テフロン基材使用 5年
 セラミックス基材使用 10年  になります。

通常の用途ではガラスエポキシで充分、セラミックスは山の頂上などメンテナンスのできない場所、テフロンはその中間です。

雨センサの取扱説明書には、センサーの取付角度は水平に対して20°以下とありますが、取付金具は、取付面が垂直になっています。どのように取り付ければいいでしょうか?

穴の箇所に合わせていただければ20℃以下になるように設計されています。

下記にイメージを掲載しますので、参考にしてください。

雪センサは温度2度設定、4度設定とありますが2度、4度の切り替えを任意で変更できるものありますか?

防水対策が難しいため、切り替えスイッチ付きの製品はございません。

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