アスザックP&D事業部の新着情報

大雨などによる浸水被害を最小限にくい止める　
水没報知器(ASZ-S0321)　を開発し、
１１月１１日より販売を開始いたします。

特長・製品写真

従来、高速道路用などに雨・雪センサなどを販売して参りましたが、 昨今の都市部を襲う集中豪雨の猛威に対処するため今回の新商品は、水没をいち早く検知しパトライトを点滅させると共に、 コンピュータシステムとの連携を考慮したシリアル出力も用意してあります。
また、停電時対策・断線警報・ショート警報など安全機器として必要充分な機能を備えております。

・センサ部と制御盤で構成され、水没を検出して水没警報信号を出力します。
・通常AC100V（オプションAC200V対応も可）で動作し、停電時は内蔵のバッテリで動作します。
・センサ部と制御盤を結ぶケーブルは最大で100ｍまで可能
　また、施工ケーブルは通常の2線キャプタイヤ（極性なし）で施工していただけます。
・自己診断機能が常に働き、断線・ショート・バッテリ異常・停電を出力します。
・RS232C/RS485により、パソコンに直結できます。
・LANに直結して最大256台の水没報知器をパソコン(Windows95/98/NT)で監視するソフトを用意しています。

冠水報知器システム構成例

　ご参考： (財)日本建築防災協会 浸水時の地下室の危険性について

仕様

商品構成図　　

センサ部と制御盤で構成され、ケーブル（2線/極性なし）は施工時接続します。
オプションで、RS232C/RS485用のモニタープログラム・LAN対応のモニタープログラムが用意されています。

構成部品

システム構成例

制御回路図

（1）ブロック図

（2）端子台図

■入力部

1.電源	端子台	AC100V 接続
2.水没センサー	端子台	専用水没センサー 接続

■出力部

1.パトライト	端子台	DC12V用パトライト 接続
2.水没信号	端子台	接点出力
3.断線検出出力	端子台	接点出力
4.ショート検出出力	端子台	接点出力
5.停電検出出力	端子台	接点出力
6.バッテリー異常出力	端子台	接点出力
7.RS232C	コネクタ	RS232C通信
8.RS485	コネクタ	RS485通信

センサ部

1.感度：掃除などの「水濡れ」程度では感知せず、「水没」状態で確実に動作します。

2.外形：

3.センサ取付金具：材質SUS

4.内部回路：

電気特性

項　目	定　格	備　考
電源電圧	AC100V ±10％	Option AC200/220V
水没応答速度	3～5秒	–
接点出力	5A 250VAC 5A 30VDC	–
シリアル出力	9600,8Bit,NoParity,1Stop	–
動作温度範囲	-10 ～ +60℃	–
保存温度範囲	-55 ～ +100℃	–
センサ部消費電流	MAX 10mA	–

センサー部　対環境特性

電極表面処理	銅パターン上にニッケルメッキ（3ミクロン）＋ 金メッキ（0.02ミクロン）実施。
サンシャインウェザー試験 （JIS規格準拠、ただし非通電）	10サイクル完了後、動作良
塩水噴霧試験 （JIS規格準拠、ただし非通電）	110サイクル完了後、動作良。

保守

内蔵バッテリ	3～5年ごとの交換　使用環境(温湿度)により異なる
センサ部	定期清掃　10年ごとの交換
定期点検	1回／年

製品価格

平成11年11月中旬から販売開始
定価 7.5万円（ケーブル５ｍ付き）