2019年08月02日
【クロップナビ】課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクトに参加
クロップナビ
P&D事業部の製品であるクロップナビですが、今年度は2つの補助金で使用されています。
そのうちの1つが、内閣府 「課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」です。
課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト
2019年は20件の応募があり、7件が採択されました。
当社が参加しているのは「衛星データを活用したワイン用ブドウ精密栽培システムの高度化」のテーマに取り組んでいます。
プロジェクトの詳細、実証の内容については下記をご確認ください。
今回のプロジェクトの目的は、「長野県のワイン用ブドウの生産性向上のために下記の栽培システムを実現する」です。
具体的な内容は
◆衛星から取得するデータと、地上IOTデータを統合したデータシステムの構築
◆生育管理のために、衛星と連動したドローン・ローバーの画像を組合わせた分析手法を確立
◆気候変動に対応するために、地形・地質・降水量・地表温度データから適地・適品種の分析手法を確立
◆ハイパーセンサ衛星時代に備え、新しい生育判断の手法(葉のスペクトル分析)を確立
クロップナビは地上で気象観測を行い、地上のデータを提供しています。
その他の機器としてはドローン、ローバー、ハイパースペクトルカメラ、葉緑素の濃度測定など、今までみたことのない機械もたくさん出てきて、たくさんの会社の方たちにいろいろなことを教えていただき、最近の農業は近代的だなぁ、と 面白いです。
今回の打ち合わせでは、実際のほ場でどのようなデータをどのようなセンサでとっていくのか、実測のスケジュールなどを打ち合わせました。
膨大な量のデータから 分析手法や生育判断の手法を確立していくプロジェクトになりますので、当社のクロップナビのデータがどのように集計され、使用されていくのか、とても楽しみです。