2024年08月06日
踏切表示機(東邦電機工業様)
鉄道
東邦電機工業様のご依頼で「踏切で電車の通過を表示する」LED表示機(回路部分)を開発しました。
LEDは三和サインワークス製(旧タキロン製)の16ドット角を使用しました。文字や図形のスクロールスピードを上げるために、Z80CPU+PLD多用で回路設計を行い、同期回路の割合を増やしてソフトウエアの比率を下げました。列車の接近や通過の信号が当時はDC48Vで供給されることに驚いた記憶があります。
遮断機ほどでは無いにしても踏切というクリティカルな場所で使用する装置ですので、各種加速度試験(ライン/静電ノイズ・雷など)や量産時エージング試験には十分な時間をかけました。今ではあまり使用されなくなった「窓付きEPROM」に表示用フォントを書き込んで、この機能は現行第2世代の基板にも引き継がれております。
踏切で黒い箱に入って「列車が来ます」というスクロール表示を見かけたら、当社の製品です。