2020年11月06日
【CO2センサ(二酸化炭素濃度の監視)】新型コロナウィルス感染予防対策
CO2センサ
コロナウイルスの感染防止対策として「三密を避けろ」と言われているものの、人が集まる会議室や店舗は密になりやすい空間である一方で、CO2は目に見えません。
・新型コロナウィルス感染予防として換気をする必要はわかるけれども、どのタイミングですればいい?
・会議室の大きさや人数も違うし、空調の能力もわからない、窓を開けるだけで大丈夫?
そんな悩みを解決するシステムとして、密状態の監視測定ができるCO2センサを使ってみませんか?
CO2センサーを使用し、空間のCo2濃度を高精度測定し見える化することで、効率的な換気ができ、新型コロナウィルス感染予防対策に繋げる事ができます。
二酸化炭素濃度(CO2濃度)の人体への影響
0350~1000 換気が充分実施されている屋内の通常数値。
1001~1500 労働現場の基準値。
2000~3000 呼吸深度の増加、呼吸数の増加、眠くなる人が増える、倦怠感、注意力散漫が発生する など
3000~4000 頭痛、めまい、気持ちが悪くなる、ボーッとする など
4000~6000 過呼吸など
6000~8000 意識レベルの低下、その後意識喪失ヘ進む、ふるえ、痙攣 など
また、アメリカ大学研究論文の中には1,000ppmを超えると思考力に影響が出るという論文も書かれています。
そう考えると室内二酸化炭素濃度は1,000ppm以下が望ましということができると思います。
そのため、換気基準としては900ppm以上を超えたら が 一つの目安になります。
【参考】
人の呼吸に含まれる二酸化炭素濃度(CO2濃度)は運動量により異なります。
安静時:10,000ppmから重作業時:90,000ppmまで変化します。
代表的には軽作業時の呼吸に含まれる二酸化炭素濃度(CO2濃度)は30,000ppm(3%)になります。
出典:国立環境研究所
CO2センサ 動作確認ユニット
動作確認ユニットは電源とアナログ表示の簡易的なものになります。
CO2センサの場合、出力はppmになり、1V=1000ppmと読み替えてください。
会議室で打ち合わせた後のCO2濃度を測定してみました。
意外とすぐに、1000ppmを超えてしまいます。
ちなみに、息を吹きかけるとどうなるかもやってみました。
左:息を吹きかけたあと 右:息を吹きかける前
新型コロナウイルス感染症対策における国が定める換気の基準
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の見解では、集団感染が確認された場所で共通する3条件が示されています。
新型コロナウイルス感染症厚生労働省対策本部では、この見解を踏まえ、リスク要因の一つである「換気の悪い密閉空間」を改善するため、多数の人が利用する商業施設等においてどのような換気を行えば良いのかについて、有識者の意見を聴取しつつ、文献、国際機関の基準、国内法令基準等を考察し、推奨される換気の方法をまとめました。
CO2センサの使用案
■CO2濃度の可視化
・スマートフォン、タブレット等で直接表示
・クラウド(LPWA LoRa無線、Wi-Fi、3G、4G/LTE、5G など)
・IoTゲートウェイとの組み合わせ
■CO2濃度が一定数を超えたら
・ランプが付く、パトライト
・警告音
・自動的に窓が開く
・電話、メール、SMSに送信(総務に知らせて換気を促す など)
■CO2濃度を測ることによってできそうなこと
・見守り(老人ホーム、お子様などが自宅にいるか)
動作確認ユニットの販売価格は 1万円を予定しています。
CO2センサ以外のアナログ出力のセンサ(水見センサなど)にもつなぐことができます。
お気軽にお問い合わせください。