2023年04月01日
【クロップナビ】りんご 黒星病予察システム
クロップナビ
クロップナビは測定したデータを使用して、病害予察や収穫期予測を行うことができます。
理論がすでにあるものは それをサーバー内で計算してホームページで表示します。
まだ理論が確立していないものは、値や計算方法を試しながら 表示していくことも可能です。
こういう計算でこう表示したいなどのご希望に沿って、近い地点やアメダスのデータを使用して試算し、ホームページ案(表示イメージ)を作成させていただきますので、お気軽にご相談ください。
りんご黒星病予察システム
概要
当事業部の黒星病予察システムは、圃場の気象観測やセンサ測定から黒星病の予察、警告メール送信までを全自動で行います。従来の経験と勘に頼る予察を脱却し、データに基づいた安定したりんご栽培をサポートします。
黒星病予察条件
・子のう胞子飛散開始:消雪日から180日度(日平均気温の積算)
・初感染日:子のう胞子飛散開始予測日以降に10時間以上葉濡れがあった日
・初発日:初感染日から220日度(日平均気温の積算)
・濡れ時間とその間の平均気温を用いたMillsモデルが基本
その他、ご要望に応じてカスタマイズすることが可能です。
クロップナビによる圃場データ観測
当事業部のクロップナビは、圃場の気象観測、センサ測定を自動で行います。そのため、従来のアメダスデータから計算、予察する場合と比較して、より正確な予察が可能となります。りんごの黒星病予察では主に下記データを使用します。
・気温
・降水量
・葉濡れ時間
その他、予測モデルやご要望に応じて他のデータを観測することも可能です。
・湿度センサ
・土壌水分センサ
・風力陽光(日射計)センサ
・CO2センサ
・水見(水位)センサ など
警告メール
当システムで黒星病の予察計算をした結果、感染好適条件が出た場合は、設定しておいたメールアドレスに通知をします。そのため、わざわざ毎日ホームページやクロップナビを確認せずとも、警告を受信することが可能です。メール送信は10アドレスを登録することができます。
予察計算は1日2回、午前8時と午後4時に行い、感染好適条件が出た場合はメールを送信します。前日と当日の2日間の中で発病率25%を超えた時があった場合も警告メールを送信します。
ホームページ
ホームページ上では、過去の測定データや感染好適条件の発生状況、またこれらの推移をグラフで確認することができます。観測データをダウンロードして二次利用することも可能です。
予察条件の胞子初飛散日など、デフォルトでは平年値を使用して自動計算しますが、ホームページ上から任意の日付に変更することが可能です。その他、グラフの表示設定もお好みに変更することや、コメントを残すことも可能です。