2000年09月01日
【終売】汎用アプリケーション監視装置 ASZ-H802 を開発しました
商品紹介
自作アプリケーションのハングアップや
ハード的トラブルを監視し警報ランプで警告する
汎用アプリケーション監視装置 ASZ-H802(以下、監視装置と呼ぶ)を開発しました。
特長・製品写真
IT革命が進む中、ネットワーク上で24時間休みなく稼動するパソコンやUNIX機が急増しています。とりわけ、 24時間FA(ファクトリーオートメーション)用途や定期的にメールやデータベースをチェックする プログラムなど、ソフトウエア上のハングアップやハード的トラブルが生じた場合いち早くトラブルを察知 して修復・再稼動をしなければなりません。
今回の新商品「監視装置」は、ネットワーク上に設置しておき、自作アプリケーションから定期的に発せられる「生存通知」を監視します。 この「生存通知」が一定時間滞ると「監視装置」はアプリケーションがハングアップしたとみなして警報ランプを点灯させます。
仕様
システム構成図
動作概要
1.ウオッチドック機能:チャネル1~4を使用します。
一定時間内にアクセスがないと「ハングアップした」とみなし、警報ランプを点灯します。
2.単純出力機能:チャネル5~8を使用します。
外部(例:パソコン)からダイレクトに接点出力をON/OFFすることができます。
アプリケーションソフトは、所定の間隔(例:10分に1回)で「監視装置」に対して「生存通知」を送ります。
「監視装置」は、所定の監視間隔(例:12分)の間に、「生存通知」が来ているかどうか常時チェックしています。
パソコン側に何らかの異常があった場合やネットワークに異常が発生して、「生存通知」が届かなかった場合、 「監視装置」はランプを点灯させて警報を発します。
内部シーケンサのアドレスと値の一覧表
監視時間 | アクセス | 出力 |
---|
No. | アドレス | 値 (秒) | アドレス | 値 | アドレス | 値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 901 | 0 動作停止 10~60,000 |
1901 | 1 | 500 | ユーザ 使用禁止 |
2 | 902 | 0 動作停止 10~60,000 |
1902 | 1 | 501 | ユーザ 使用禁止 |
3 | 903 | 0 動作停止 10~60,000 |
1903 | 1 | 502 | ユーザ 使用禁止 |
4 | 904 | 0 動作停止 10~60,000 |
1904 | 1 | 503 | ユーザ 使用禁止 |
5 | – | – | – | – | 504 | 1 でON |
6 | – | – | – | – | 505 | 1 でON |
7 | – | – | – | – | 506 | 1 でON |
8 | – | – | – | – | 507 | 1 でON |
パソコン側(クライアント・ソケットに設定)から、
ASZ-H802(サーバ・ソケットに設定)へ接続する手順
1. Lanボードとの接続 |
TcpClient. Connect |
ClientSocket1. Active:=True |
Lanアダプタ TA-B40 取扱説明書参照 |
2. シーケンサとの接続開始 |
TcpClient. SendData “CR” & Chr$(13) & Chr$(10) |
ClientSocket1. Socket.Sendtext ‘CR’ + #13 + #10 |
キーエンスKVシリーズ リファレンスマニュアル参照 |
3. シーケンサにコマンド送出 |
TcpClient. SendData RS 504″ & Chr$(13) & Chr$(10) |
ClientSocket1. Socket.Sendtext ‘RS 1010’ + #13 + #10 |
キーエンスKVシリーズ リファレンスマニュアル参照 |
4. シーケンサとの接続終了 |
TcpClient. SendData “CQ” & Chr$(13) & Chr$(10) |
ClientSocket1 Socket.Sendtext ‘CQ’ + #13 + #10 |
キーエンスKVシリーズ リファレンスマニュアル参照 |
5. Lanボードとの切断 |
TcpClient. Close |
ClientSocket1. Close |
LanアダプタTA-B40 取扱説明書参照 |
ウオッチドック機能の使用開始までの流れ
例:ASZ-H802 のチャネル1を120秒監視にセットし、
自作アプリケーションからチャネル1に対して定期的に「1」を書込む。
1. Lanアダプタの初期設定 |
自IPアドレスと ポート番号・デフォルトゲートウエイ・サブネットマスクを設定する。 (Lanアダプタ TA-B40 セットアップマニュアル参照) |
---|---|
2. Lanアダプタの起動 |
モード1(ソケットサーバ実行)で起動する。 (Lanアダプタ TA-B40 取扱説明書参照) |
3. チャネル1を120秒監視にセット |
1.パソコン側をクライアントソケットにする。 2.LanボードにConnect 3.CR [CR][LF] を送信。 4.WR DM901 120 [CR][LF] を送信。 5.CQ [CR][LF] を送信。 6.Lanボードと切断 |
4. 定期的なアクセス |
1.パソコン側をクライアントソケットにする。 2.LanボードにConnect 3.CR [CR][LF] を送信。 4.ST 1901 [CR][LF] を送信。 5.CQ [CR][LF] を送信。 6.Lanボードと切断 |
単純接点出力機能の使用開始までの流れ
例:チャネル8に出力する。
1. Lanアダプタの初期設定 |
自IPアドレスと ポート番号・デフォルトゲートウエイ・サブネットマスクを設定する。 (Lanアダプタ TA-B40 セットアップマニュアル参照) |
---|---|
2. Lanアダプタの起動 |
モード1(ソケットサーバ実行)で起動する。 (Lanアダプタ TA-B40 取扱説明書参照) |
3. チャネル8をONする |
1.パソコン側をクライアントソケットにする。 2.LanボードにConnect 3.CR [CR][LF] を送信。 4.ST 507 [CR][LF] を送信。 5.CQ [CR][LF] を送信。 6.Lanボードと切断 |
4. チャネル8をOFFする |
1.パソコン側をクライアントソケットにする。 2.LanボードにConnect 3.CR [CR][LF] を送信。 4.RS 507 [CR][LF] を送信。 5.CQ [CR][LF] を送信。 6.Lanボードと切断 |
回路図
付属メンテナンス・プログラム(ソース付き)
ソース・ダウンロード (aprikans.lzh 252KB)
取扱説明書
製品寸法図
製品価格
平成12年9月中旬から販売開始
ウオッチドック4チャネル+接点出力4チャネル 定価 15万円